近頃、雨の日が続いていますね。地球温暖化が関係しているのでしょうか？
その影響でしょうか、雨が降るたびに家の中にゴキブリが現れる問題に頭を悩ませています。
皆さんも気になるでしょう、なぜ雨の日やその後にゴキブリが見られるのかという点について、この記事では詳しく解説します。
具体的には、雨がゴキブリの出現をどのように促すのか、そして雨によるゴキブリの侵入を防ぐ方法について説明します。
ゴキブリの問題を根本的に解決するために役立つ情報を提供しますので、最後までお読みください。
安心してください、この記事にゴキブリの画像は含まれていません。
雨がゴキブリを家に引き寄せる原因
実は、雨が降り始めると、普段見かけないゴキブリが家の中に現れるのは珍しいことではありません。
以前私が住んでいた年季の入ったアパートでも、雨が降ると同じような現象が発生していました。
この不思議な現象の理由について、昔、虫類に詳しい友人に尋ねたことがあります。
ある飲み会で話し合った結果、ゴキブリが家に侵入する主な理由は次の三つでした。
- 雨を避けるために避難してくる
- 気温の低下により暖かい場所を求めてくる
- 高湿度の環境で活動が活発になる
以上の三つの点が、雨天時にゴキブリが家に「お邪魔します」と言わんばかりに入ってくる主な理由です。
雨を避けるために避難してくる
ゴキブリは水上を移動する能力があり、必要に応じて水中を潜ることもできます。
これは彼らがある意味で「泳ぐ」能力を持っていると言えます。
しかし、激しい雨によって道路脇の水が増えると、ゴキブリもその流れに逆らうことが困難になります。
台風のような自然災害で土砂崩れが発生すると、小さなゴキブリは生き残ることができなくなることもあります。
これらの危険から逃れるため、ゴキブリは雨を本能的に恐れ、安全で乾燥した場所を求めます。
このため、人間の住宅が彼らにとって理想的な「避難所」になるのです。
気温の低下により暖かい場所を求めてくる
ゴキブリを含む多くの昆虫は変温動物であり、周囲の気温によって体温が変わります。これにより、気候の変化に直接的に影響を受けるのです。
ゴキブリが元々生息している熱帯地域では、暖かい環境が彼らにとって快適です。
春や秋に雨が降ると、気温が下がり、人間も外出を避けることが多いですが、ゴキブリも「寒い……どこか温かくて眠れる場所を探したい」と感じるため、人間の家へと侵入する動機になります。
雨の日に活発になるゴキブリ
雨が降ると自然と湿度が上がります。
乾燥した日と比較して、人間が不快に感じるほど湿度が高い日は、ゴキブリにとっては過ごしやすい環境となります。
特に夏の雨の時は、気温も高く湿度も増すため、ゴキブリにとっては最適な状況です。
そんな時、ゴキブリは非常に活発に動き、人間が憂鬱になるような天気でも、元気よく家の中に「こんにちは！」と現れます。
雨天時に家へ避難してくる昆虫たち
自然豊かな地域に住んでいる方は、雨が降ると多くの昆虫が家の中へと避難してくることに気付くかもしれません。
クモ、ムカデ、ゲジゲジ、ダンゴムシ、そしてゴキブリも、家に侵入してくる昆虫の一例です。
侵入されない日があると、それを幸運だと感じることもあるでしょう（笑）。
雨予報が出たらすぐに取り組むべきゴキブリ防止策
天気予報で明日の雨を知ると、すぐに心配事が頭をよぎります。
「またゴキブリが出るかもしれない…」という不安を持つ前に、事前に予防措置を取っておくことが肝心です。
ゴキブリ防止のための具体的な対策は以下の3つです。
隙間をチェックして封鎖する
ゴキブリが家に侵入する主な理由は、家の外と直接つながる窓やドアに隙間があるためです。
特に以下の場所のチェックが重要です。
- ベランダへの窓
- 台所や洗面所、浴室の窓
- 玄関ドア
これらの窓やドアとその枠の間に隙間がある場合、隙間テープを使用してしっかりと封鎖しましょう。
ベランダの掃出し窓に注意
多くのマンションやアパート、そして一戸建てに設置されているベランダの窓は、「掃出し窓」として知られています。
これらの窓は大きく、上部は天井まで、下部は床まで達しており、日々の洗濯物を干すなどのために頻繁に開閉されます。
使い続けることで、徐々に網戸や窓枠の間に隙間ができやすくなります。
隙間が見つかれば、ホームセンターや100円ショップで手に入る隙間テープを使って、しっかりと塞ぐことが大切です。
台所、洗面所、浴室の窓のチェック
台所、洗面所、浴室の窓は、「臭いがこもる」「カビが生える」などの理由で、よく開けておかれる家庭が多いです。
しかし、これらの小さい窓は意外と見落とされがちで、網戸が破れていることや窓枠との間に隙間があることもあります。
窓を外から詳しくチェックし、必要があれば網戸を修理するか、隙間テープで補修を行い、ゴキブリの侵入を防ぎましょう。
玄関ドアの隙間問題と対策
私が以前住んでいたアパートでは、雨が降ると玄関の靴置き場に小さくて茶色いチャバネゴキブリが頻繁に現れました。
玄関でのみゴキブリが目撃されるのはなぜだろうと疑問に思い、ドアをきちんと閉じているにもかかわらず、調査を進めると玄関ドアとその枠の間に約0.5cmの隙間があることがわかりました。
この隙間はドアの下の部分で、室内が暗く外が明るい時には、外からの光が隙間から見えるほどです。
ゴキブリはその体が平たいため、このような狭い隙間からも楽々と侵入することができます。
侵入経路が明らかになった後、隙間テープを購入して隙間を塞ぎました。
このテープは粘着性があり、必要に応じて簡単に剥がせるため、賃貸住宅にも適しています。
郵便受けの改善でセキュリティ向上
私の以前の住居では、ドアに直接取り付けられたドアポストが一般的でしたし、一軒家ではドアの横の壁に郵便物を挿入する郵便受けがよく設置されています。
築30年の我が家にもそのような郵便受けがあります。
ドアポストは新聞や郵便物を外に出ずに受け取ることができる便利な設備ですが、長い物が挿入される際に大きな隙間が生じることがあり、その隙間からゴキブリが侵入することがあります。
この問題を解決するためには、ドアポストをテープで封印し、代わりに外に郵便ポストを設置してそこで郵便物を受け取るように変更するのが効果的です。
ゴキブリ対策としての退治スプレーの活用
ゴキブリは非常に巧妙で、僅かな隙間からでも侵入してきます。
たとえ隙間を完全に塞いだとしても、油断はできません。
そこで効果的なのが、家の外側の窓枠や玄関ドア周辺にゴキブリ退治スプレーを使用することです。
このスプレーを吹き付けることにより、その臭いを嫌うゴキブリは近寄りにくくなり、接触したゴキブリは退治されます。
雨の影響でスプレー効果が減少することも
通常、ゴキブリ退治スプレーの効果は約2週間持続しますが、雨が多い地域では効果が短くなることがあります。
特に雨上がりには効果が薄れるため、再びスプレーを行うと良いでしょう。
屋外用毒餌剤の利用
毒餌剤はゴキブリが好む味付けの毒を含む餌です。
市場には様々な毒餌剤がありますが、特に「コンバット」や「ブラックキャップ」が高い知名度を誇ります。
これらの毒餌剤をゴキブリが家に侵入しやすい場所、例えばベランダの掃き出し窓の外や玄関ドアの両側に設置すると、雨を避けて室内に入ろうとするゴキブリがこれを摂取します。
摂取後、室内に侵入しても、数時間で効果が現れることが多いです。
毒餌剤の雨に対する耐性
屋内用の「ゴキブリキャップ」はAmazonなどで高評価を受けていますが、屋外での使用には適していません。
雨にさらされる場所での使用は避け、屋外用の毒餌剤を選ぶべきです。
「ブラックキャップ屋外用」や「コンバット屋外用」が推奨され、特に「ブラックキャップ屋外用」が効果的です。
まとめ
雨が降るとゴキブリが出現する主な理由は、雨を避けたい、気温の低下、湿度の上昇からです。
これらの侵入を防ぐためには、窓やドアに隙間テープを使用し、ゴキブリ退治スプレーを噴射し、屋外に毒餌剤を設置することが有効です。
これにより、梅雨や秋の雨季にゴキブリの侵入を防ぎ、その繁殖を阻止しましょう。
