毎年6月が近づくと、我が家にゴキブリが頻繁に現れます!
玄関から台所、お風呂場に至るまで、どこにでもその姿を見かけます。
勇気のある方なら、発見次第、新聞紙を丸めて叩いたり、殺虫剤をスプレーしたりして即座に退治できるでしょう。
ですが、私はゴキブリが極端に苦手です。
正直言って、恐怖症と言ってもいいほどです。
ゴキブリを見かけた部屋から、叫び声をあげて逃げ出すのが精一杯です…
そんなある時、ネットで大絶賛されていたアース製薬のブラックキャップを知りました。
最初は、こんな小さな毒の餌が本当に効くのか半信半疑でした。
でも、その夏から秋にかけてゴキブリの出現回数が激減し、次の年には一匹も見かけなくなりました!
正しい場所に設置したおかげで、家中のゴキブリを根絶できたのではないかと思います。
そこで、この記事では以下のような情報をお伝えします。
- ブラックキャップの設置場所(家の中と外)
- マンションやアパートでの設置場所
- ブラックキャップの特徴と効果
ぜひこの情報をお役立てください。
- 室内でのブラックキャップの最適な配置
- 屋外でのブラックキャップの最適な配置
- 一人暮らしのアパートからファミリー向けマンションまでブラックキャップの最適な設置場所
- ブラックキャップの適切な使用個数はいくつ?
- 効果的にブラックキャップを配置する5つのポイント
- 効果を最大限に引き出すブラックキャップの使い方
- ブラックキャップを置いたらゴキブリを招いちゃう?
- 余ったブラックキャップの最適な設置場所は?
- 余った未使用のブラックキャップの正しい保管法
- ブラックキャップの置き方が適切かどうかの確認方法
- 毒餌を食べたゴキブリはどこで死ぬのか?
- ブラックキャップの基本情報
- ブラックキャップが「最強」とされる理由
- ゴキブリの行動パターンと好みの環境
- ブラックキャップの置き場所を徹底解説 まとめ
室内でのブラックキャップの最適な配置
まず、室内でのブラックキャップの配置についてです。
ゴキブリを効率良く罠に誘うために、次の四つの条件を満たす場所を選びましょう。
- 各部屋の角
- 水場の近く
- 暖かくて暗い場所
- ホコリがたまりやすい隙間
これらはゴキブリが好む場所であり、通常の動き回るルートにもなっています。
特に、各部屋の角に一つずつ(合計四つ)罠を置くことが重要です。
しかし、家の中のゴキブリを全て追い払うには、すべての部屋に行き渡るように罠を配置することが不可欠です。
- キッチン
- 寝室
- リビングルーム
- 水周り(トイレ、バスルーム、洗面所)
- 玄関ホール
これら五つの室内エリアにおける具体的な配置を見ていきましょう。
キッチンでの配置
水を使用する家の中心地であるキッチン。
湿気と食べ物の存在のため、ゴキブリがよく出没する場所です。
罠を置く際は、キッチンから始めることをお勧めします。
キッチンでの罠を置く重要な八つのスポットは次の通りです。
- 換気扇の給気口の近く
- 電子レンジの裏と下
- 冷蔵庫の下と裏
- シンクの下
- コンロやIH調理器の周辺
- 食器棚の引き出し内
- 油や調味料を保管する場所
- 玉ねぎ、じゃがいも、乾物を置く場所
総数の「半分以上」をキッチンに割り当てることも考えられます。
換気扇の給気口の近く
現代の換気扇は使用中でも外部との隙間ができないようになっています。
しか伝統的な大きなプロペラの換気扇では、外部との「入り口」が必然的にできてしまいます。
大きなゴキブリは入れないかもしれませんが、小さなゴキブリなら簡単に入り込めるので、換気扇の近くに罠を置きましょう。
※壁には、両面テープを使って罠を固定できます。
換気扇の周辺でゴキブリなどの虫の侵入可能性がある場所は、何らかの方法で塞ぐことが最善です。
電子レンジの裏と下
電子レンジの大きさゆえに、裏面や底に隠れるスペースが存在し、長く使用すると油が蓄積され、これがゴキブリを引き寄せる要因になります。
従って、これらの場所にはブラックキャップを置くことが重要です。
冷蔵庫の下と裏
キッチンの中で最も大きな電器製品である冷蔵庫は、裏や直下に広い空間を持っています。
冷蔵庫は食品を冷やす一方で、機器自体が熱を発するため、温かい場所を好むゴキブリにとって魅力的な隠れ場所となります。
だからこそ、これらの場所にはゴキブリにブラックキャップを摂取させるために、きちんと対策を施すことが大切です。
シンクの下
キッチンのシンク下には開け閉め可能な収納スペースがあり、そこには調理器具や洗剤などが収納されています。
しかしながら、この場所も害虫が出没しやすいため、ブラックキャップを置いてください。
コンロやIH調理器の周辺
家庭によっては、キッチンの調理台の下やコンロの周辺にゴキブリが出現しやすいことがあります。
収納スペースが多いと、調味料やキッチン用品、大型の鍋やフライパンなどを置く場所が多様になります。
こうした場所も害虫の隠れやすい場所なので、ブラックキャップを設置することが賢明です。
食器棚の引き出し内
食器収納庫の引き出しがしっかりしていても、ゴキブリが侵入する可能性はあります。
食器の上を害虫が這い回ることを考えると不快ですから、引き出しの内部にもブラックキャップを置くことを忘れないようにしましょう。
油や調味料を保管する場所
キッチンには通常、サラダオイルの大きなボトルや一升瓶の醤油、料理酒などを収納するためのスペースがあります。しかし、こうした場所は害虫が集まりやすいため、防虫対策を施すことが大切です。
玉ねぎ、じゃがいも、乾物を置く場所
野菜や乾燥食品の置き場所に関しても注意が必要です。
ゴキブリは特に玉ねぎの匂いに惹かれやすいためです。
玉ねぎは冷やさずに常温で保管することが一般的です。
家庭の多くでは、購入してから使うまでの間、野菜をそのままストックスペースに置いておくことが普通です。
理想的には、食品を密封して外部と完全に遮断できる場所に保管するのがベストですが、それが難しい場合もあります。
そのような場合は、ビニール袋で食品を包むなどしてゴキブリの侵入を防ぎ、さらにブラックキャップを周辺に配置しておくと良いでしょう。
そうすれば、玉ねぎを餌として利用し、ゴキブリを効果的に毒餌に誘い込むことが可能になります。
寝室での配置
寝室は、安眠のための聖域であるべきです。
寝室は暗く、寝具からの湿気があるため、ゴキブリなどの望まない訪問者にとって魅力的になりがちです。
これらのゴキブリに遭遇することが稀であっても、予防措置を講じることは有益です。
特に次の三つのエリアに注意を向けましょう。
・クローゼット
・ベッドの下
・収納家具の隙間
これらの暗く狭いスペースには、戦略的に防虫対策を施しましょう。
クローゼット
元々人目につかないように設計され、湿気があるクローゼットは、不意にゴキブリの楽園となることがあります。
布団やコートなど、密集した物品の中に潜むことで、冬でも暖かさと避難所になり得ます。
ゴキブリの隠れ家となるのを防ぐために、通常見落とされがちなこれらの場所に1~2個のブラックキャップを置くことを推奨します。
ベッドの下
ベッドには様々なデザインがあります。
下にスペースがあるタイプのベッドをお持ちの場合、そこに収納ボックスを置いたり、既に引き出しが組み込まれていることもあります。
これらの小さなスペースはゴキブリが隠れるには十分な広さです。
ベッドの下にブラックキャップを置くことで、遠くからゴキブリを引き寄せるのではないかと心配するかもしれませんが、ブラックキャップの性質とゴキブリの習性により、その心配は無用です。
安心のために、ベッドの下には少なくとも1つのブラックキャップを置きましょう。
収納家具の隙間
各部屋に広いクローゼットが組み込まれた現代の住宅では、衣装タンスは不要かもしれません。
しかし、今でも伝統的な大きなタンスを部屋に置いている家もそれなりにあります。
タンスは、通常手が届かない隠れた、ホコリがたまった場所を作り出し、ゴキブリにとって格好の隠れ場所となります。
これに対抗するために、家具と壁の間、家具同士の隙間にブラックキャップを挿入します。
特に狭い隙間には、スリムタイプのブラックキャップがぴったり収まります。
リビングでの配置
自宅のリビングは長い時間人が滞在する場所です。
テレビを見ながら食べたお菓子の残りや、テレビやパソコンなどの電子機器から発生する熱がゴキブリを引き寄せることがあります。
以下の4つの場所は、これらの望ましくない訪問者が現れる主なエリアです
- ソファの下
- 窓の近く(特に掃き出し窓)
- テレビの後ろ
- 観葉植物の周り
これらの場所にはブラックキャップを設置することをおすすめします。
ソファの下
リビングのソファは、家で過ごす中で最も多くの時間を費やす場所かもしれません。
食べ物の小さな破片が下に落ち、ゴキブリにとって魅力的な場所になることがありますし、隠れ場所としても機能します。
ソファと床の隙間にブラックキャップを設置することは積極的な対策です。
窓の近く(特に掃き出し窓)
多くのリビングにはバルコニーへの出入りが可能な引き戸が設置されています。
残念ながら、バルコニーはゴキブリが集まる一般的な場所であり、これらの窓は潜在的な侵入口となりえます。
このような窓の両側にブラックキャップを設置することは予防策になります。
テレビの後ろ
リビングといえばテレビがあり、大型で熱を発するものが多いため、ゴキブリを引き寄せやすくなっています。
テレビの後ろや、テレビ台の背面にブラックキャップを置くと良いでしょう。
観葉植物の周り
私は自宅のあちこちに観葉植物を置いています。
植木鉢を持ち上げたときに、下からゴキブリが這い出してくるのを目の当たりにすると非常に驚きます。
植物の周りは、土が常に湿っているため、ゴキブリにとって非常に好ましい場所です。
観葉植物がある場合は、それぞれの近くにブラックキャップを1つずつ置くと有効です。
廊下やキッチンに観葉植物がある場合も、忘れずに設置しましょう!
水周りでの配置
キッチンはゴキブリが発生しやすい場所としてよく知られていますが、水回りの他のエリアも同様に注意が必要です。
特に以下の場所には注意が必要です。
- 洗面所と脱衣所
- バスルーム
- トイレ
これらのエリアではゴキブリを防ぐために特特に重点的に処置を講じることが推奨されます。
各エリアごとの防虫対策とそのポイントを解説します。
洗面所と脱衣所
一般的に、洗面所には手や顔を洗うための洗面台や洗濯機が設置されています。
多くの家では、これらのエリアはお風呂に入る前の着替えスペースとしても利用されています。
水の使用が多いため、ゴキブリが寄りつきやすい環境になっています。
スペースが限られている場合は、角の部分にブラックキャップを置くか、洗面台の下や引き出しの中など、ゴキブリの通り道になりそうな場所に設置するのが効果的です。
洗濯機の下にもブラックキャップを置くと良いでしょう。
バスルーム
バスルームもゴキブリに遭遇する可能性がある場所です。
場合によってはゴキブリが原因で入浴を諦めなければならないことも考えられます。
一般的なゴキブリ対策用品は防水ではないため、バスルームには適していません。
バスルームで使う場合は、防水機能がある屋外用を選びましょう。
ただし、水が直接かかると効果が低下するので、水がかからない隠れた場所に置くことが大切です。
トイレ
トイレも湿気が多く、ゴキブリが繁殖しやすい環境です。
私の家の湿度計付き時計で確認すると、一年を通して60~70%の湿度が保たれています。
トイレは狭いスペースなので、入り口の角にブラックキャップを一つ置くだけで充分効果が期待できます。
玄関での配置
玄関は室内外をつなぐ門戸であり、ゴキブリが家に入り込むチャンスが多いスポット。
私が住む宅でも、特に夜間には小さなゴキブリが玄関周辺でよく見かけられることがあります。
ひんやりとしていながら、雨期には湿気を帯び、洗っていない履物が並ぶことから、これらはゴキブリにとって魅力的な環境を提供することになります。
そのため、ゴキブリが好むような状況を避けるためには、特定の場所に注意が必要です。
- 靴箱の内部
- 靴を脱ぐエリア(たたき)
これらのエリアには、ゴキブリ対策として1つ2つのブラックキャップを配置することをお勧めします。
屋外でのブラックキャップの最適な配置
夜に家に帰ると玄関前でゴキブリが這っていたり、夕暮れ後にベランダの洗濯物の中にゴキブリがいたりすることはありませんか?
これは珍しいことではありません。
特に、自宅の周りに緑が多かったり、生ごみを出す飲食店が近くにある場合、ゴキブリが潜む理想的な環境ができてしまいます。
自宅周辺でゴキブリの活動が頻繁に見られるポイントは以下の7ヶ所です。
- 換気扇の排気口
- エアコンの室外機
- 玄関の外側
- ベランダ(窓の外側)
- プランターや植木鉢の周り
- ごみ置き場
- ガレージ
これらの場所にブラックキャップを配置することで、屋外での効果的な制御が可能です。
換気扇の排気口
家庭用の換気扇から出る温かい空気にゴキブリは引き寄せられます。
わずかな隙間がある古い換気扇は、知らず知らずのうちにこれらのゴキブリが家に侵入する入り口になることがあります。
これを防ぐために、換気扇の排気口の外壁に直接ブラックキャップを貼り付けてください。
エアコンの室外機
エアコンの室外機の管は、クーラーが使用されている時に水を排出し、ユニット自体が熱を発生させます。
これらはゴキブリにとって魅力的な条件です。
エアコンの室外機の裏側にブラックキャップを設置して、効果的に駆除しましょう。
玄関の外側
玄関周辺は比較的頻繁にゴキブリ目にする場所です。
大きな鉢やプランターを置くと、水やりの頻度が高いせいか、ゴキブリが寄り付きやすいようです
ゴキブリが頻繁に見られる場合は、これらの鉢を速やかに移動させることが効果的な対策になります。
それが難しい、または元々玄関に鉢が多くない場合は、屋外用のブラックキャップを使用して様子を見ましょう。
ベランダ(窓の外)
私の家のベランダには、植物や野菜を育てるために多くの植木鉢を置いていますが、特に夏場はゴキブリを引きつけるようです。
夜にベランダに出るのを躊躇するほどでした。
しかし、屋外用のブラックキャップを置いたところ、目撃回数が大幅に減少しました。
新しいゴキブリの侵入を防げるわけではありませんが、ベランダ周辺に定着したゴキブリは駆除できるはずです。
プランターや植木鉢の周り
ベランダやその周辺に屋外用のブラックキャップを置く際には、プランターや素焼きの植木鉢のそばに置くことがポイントです。
夏の乾燥した暑さで、植物への水やりから生じる湿気がゴキブリを引き寄せます。
これを利用して、「毒のある餌」を上手に提供することができます。
ゴミ置き場
台所から出る生ゴミなどの「燃えるゴミ」は収集日の前に家の外に置く家もありますよね。
当然、ゴキブリ(そして野良猫やカラスも)がそれを目当てに集まってきます。
ゴミを一時的に保管する場合は、密閉容器を使用するのが最良です。
それが不可能な場合は、ゴミ袋の置き場所の近くに屋外用のブラックキャップを置いておきましょう。
ガレージ
屋根があり、多くの物が保管されているガレージはいつも涼しく、ゴキブリの巣になりやすい場所です。
ダンボールが積んであったり、タイヤが転がっていると、さらに状況は悪化します。
ここにも屋外用のブラックキャップを置いて、定着を防ぎましょう。
一人暮らしのアパートからファミリー向けマンションまでブラックキャップの最適な設置場所
コンパクトな1Kアパートにお住まいでも、広々としたファミリータイプのマンションにお住まいでも、ブラックキャップを置く戦略は一軒家と変わりません。
ただし、住居の構造上の違いから、集合住宅内にはブラックキャップを設置するのに特に適した場所がいくつか存在します。
以下がそのような重要な場所の二つです
- バルコニーの隣との境界エリア
- 廊下(共有スペース)
これらのの詳細について掘り下げてみましょう。
バルコニーの隣との境界エリア
アパートやマンションなどの「集合住宅」と一軒家の大きな違いは、隣接する住戸との物理的な接続にあります。
一軒家は、どんなに隣が近くても独立した建物です。
一方で、アパートやマンションは隣の住戸や上下の住戸と物理的に繋がっています。
これは、自室内にどれだけブラックキャップを配置しても、隣の住戸からゴキブリが移動してくるリスクが常にあることを意味します。
このリスクを軽減するためには、隣のアパートに接するバルコニーの境界線に沿ってブラックキャップを設置することが不可欠です。
これらのブラックキャップは隣の住戸からのゴキブリの侵入を防ぎます。
言うまでもありませんが、バルコニーは屋外にあるため、屋外用のブラックキャップを使用してください。
廊下(共有スペース)
アパートやマンションから一歩外に出ると、隣接する住戸と共有する廊下に出ます。
廊下を通ってゴキブリが住宅内に侵入するのを防ぐために、玄関ドアの両側の壁沿いにブラックキャップを設置してください。
廊下が雨から守られていれば、室内用のブラックキャップで十分です。
角部屋は特に注意
明るい日差しや静かな環境を求めて、一人暮らしであっても、新築のマンションを購入する際にも、多くの人が角部屋を好む傾向があります。
しかし、角部屋は外部からの侵入を受けやすいと言われています。
角部屋に住む場合は、初めからゴキブリ対策をしっかりと行うことをお勧めします。
ブラックキャップの適切な使用個数はいくつ?
通常、ブラックキャップは一つのパッケージに12個入っています。
しかし実際に部屋に設置していくと、最初に予想していた量では足りない場合が多々あります。
商品の説明書きには、10平方メートルごとに1〜2個設置することを推奨しています。
、10平方メートルはおよそ3.16メートル四方に相当します。
公式の推奨量で足りるかもしれませんが、私の体験ではもう少し多めに必要だと感じています。
特に各部屋の隅々に配置すると考えると、1部屋につき最低でも4個は必要になります。
我が家は3LDKで、6畳と8畳の寝室、3畳の納戸、18畳の広いリビングダイニングがありますが、各所にブラックキャップをきちんと配置すると、合計で24個、つまり2箱が必要だったんです。
効果的にブラックキャップを配置する5つのポイント
ブラックキャップを駆使したゴキブリ対策は、手軽でありながら効果的な手段です。
ランダムに置いただけでもある程度の効果は望めますが、より高い効果を目指すなら、考え抜かれた配置が肝心です。
私が実践し、効果を実感した配置法をご紹介します。
- 幅広く配置する
- ゴキブリの出没しやすいエリアに集中して配置する
- ゴキブリの通路に合わせて配置する
- 配置場所を記録に残す
- 異なる種類の毒餌製品を併用する
具体的な方法を、以下でご説明します。
①幅広く配置する
予算が許す限り、可能な限り多くの場所にブラックキャップを配置することをおすすめします。
「ゴキブリを家の中で一切見たくない!」という強い願望がある場合は、思い切って多めに購入し、各部屋に多めに設置してみてください。
一方で予算に限りがある場合は、住宅のタイプに合わせて、2箱くらいを配置するのが賢明です。
②ゴキブリの出没しやすいエリアに集中して配置する
ゴキブリの出現場所は家ごとに異なります。
例えば、自宅でリビングやバスルームにゴキブリが現れやすい場合、それらのエリアに焦点を当ててブラックキャップを置くと効果的です。
③ゴキブリの通路に合わせて配置する
新築の家や賃貸では当初はゴキブリが見られないことが多いですが、時間が経つにつれてゴキブリが荷物と共に持ち込まれることや外部からの侵入が増えてきます。
侵入を最小限に抑えるためには、玄関や窓の内側だけでなく、外周やバルコニーなどの外部にもブラックキャップを置くことが有効です。
万が一、ゴキブリが侵入してしまった場合に備え、ゴキブリが移動するであろう場所にもブラックキャップを配置しましょう。
④防虫剤の管理方法について
以前からブラックキャップを置いたことを忘れがちで、何年も経ったあとに「あれ、こんなところに?」と意外な場所で見つけることがよくありました。
期限切れのブラックキャップはもはやゴキブリに効果がないだけでなく、ただの餌としてしか機能しなくなる可能性があるため、注意が必要です。
防虫剤を設置したら、次のように記録しておくといいでしょう。
- リビングの各角に1つずつ
- 冷蔵庫の裏に1つ
- 洗濯機の裏に1つ
「設置場所と数量」をメモしておくと忘れずに済みます。
また、防虫剤に「設置年月日」を書き加えておくと、古いものと新しいものの取り違えを防げます。
⑤異なる種類の毒餌製品を併用する
ブラックキャップの効果には自信がありますが、餌に魅かれない害虫もいるかもしれません。
そんなときは、他のメーカーの防虫剤を併用するのが効果的です。
個人的にはブラックキャップだけで十分だと感じましたが、もし効果に疑問を感じるなら、3種類程度の異なる製品を試してみるといいでしょう。
同じタイプの毒餌商品には、以下のようなものがあります。
- コンバット
- ゴキブリキャップ
- ゴキちゃんストップ
- ゴキちゃんグッバイ
- イオンのプライベート商品
これらの中でも特に力を発揮する「ゴキちゃんストップ」は、プロが使うほどの効果を持っています。
ネットでのレビューも高く、プロの業者が使用するほど信頼性があるので、価格が少し高くてもその価値はあるでしょう。
効果を最大限に引き出すブラックキャップの使い方
ブラックキャップを最大限に活用するためには正しい使い方が重要です。
購入後は誤った使い方を避け、効果を損なわないようにしましょう。
ここで覚えておきたいのは、特に以下の2つの大切なポイントです。
使用期限を守る
ブラックキャップを設置した後も注意が必要です。
何年もそのままにしておくと、いずれ効果がなくなることを忘れてはいけません。
効果がずっと続くと考えるのは誤りです。
有効期限は設置から1年間です。
たとえば4月に防虫剤を置いた場合、翌年の4月が効果の目安となります。
翌年もゴキブリが心配される場合は、前年の製品を取り除き、新しい防虫剤に交換しましょう。
屋内用と屋外用の適切な使い分け
ブラックキャップには、屋内専用と屋外専用があります。
屋外で使いたいと思っても、屋内用の製品を外に置いても効果は期待できないでしょう。
それぞれの用途に合わせて正しいタイプを選んでください。
屋内用と屋外用の違い
屋内用と屋外用の防虫剤は、形状や成分の配合に違いがあります。
屋外用は特に次のような特長があります
- 排水機能と防水機能がある
- 水に溶けにくい特殊な餌の配合が施されている
- 固定するためのテープが付いている
- 目立ちにくいグレー色で、屋外環境になじみやすい
屋外用は、雨や風に強い設計がされているので、天候に左右されずに使用できます。
ブラックキャップを置いたらゴキブリを招いちゃう?
ブラックキャップには、ゴキブリを惹きつける為の独特な香りと味が施されており、摂取することにより内部の毒素で退治します。
しかし、このようなアイテムを屋内や屋外に設置する際、「ゴキブリを自宅に引き寄せてしまうのでは?」と不安に感じる方もいるでしょう。
また、隣の家やもっと遠くからゴキブリがやってくるのではないかと心配するかもしれません。
ですが、これらの心配は無用です!
アース製薬のHPによれば、ブラックキャップの引き寄せる効果は、およそ1メートルから2メートルの範囲内でしか発揮されません。
つまり、置いた場所から2メートル以内にしかその効果は及ばないのです。
隣の家に近い場所に設置すれば、理論上は隣のゴキブリを引き寄せる可能性がありますが、それほど神経を使うことはなさそうです。
また、有効範囲が限定されているため、設置場所を慎重に選んだり、適切な量を配置することが望ましいとされています。
余ったブラックキャップの最適な設置場所は?
ワンルームのアパートや部屋数が少ない家では、ゴキブリ駆除剤が余ってしまうこともあるでしょう。
そんな時には、ゴキブリが頻繁に目撃される場所に特に多めに置くことを検討してみましょう。
どの住宅でも、ゴキブリがよく出没する特定のスポットがあるものです。
ブラックキャップを多く置けば置くほど、ブラックキャップとゴキブリとの遭遇の機会は増加しますので、節約せずにすべて設置することが推奨されます。
余った未使用のブラックキャップの正しい保管法
もし部屋が狭くてすべてのキャップを置くスペースがなかったり、多く買いすぎてしまい余分になった場合、正しい保管方法を心がけましょう。
開封済みのブラックキャップは、元々のアルミパックに戻し、開封部分をテープでしっかりと封をします。
その後、直射日光を避けた涼しい場所に置いておくことが大切です。
ただし、アース製薬の公式HPによると、一度開封したものを翌年まで保管して使用することは推奨していない点に留意してください。
使いきれない場合は、友人や親戚にあげるなどして、無駄をなくしましょう。
ブラックキャップの置き方が適切かどうかの確認方法
ブラックキャップを設置してもゴキブリの出現が減らない場合、設置場所が適切かどうかの見直しが必要です。
1年経ってもゴキブリの減少が感じられない場合は、設置したブラックキャップを回収し、中を調べてみましょう。
ブラックキャップ内部のエサが食べられているかを確認します。
もし全く手つかずであれば、設置場所が適していなかったか、その家のゴキブリに対して誘引力がなかったと考えられます。
この場合は、設置場所を変えるか、別の毒餌製品を試してみることをお勧めします。
※ブラックキャップを調べる際には、使い捨ての手袋や割り箸を使って直接触れないようにするのが賢明です(ゴキブリはさまざまな病原菌を持っていますので)
毒餌を食べたゴキブリはどこで死ぬのか?
「ブラックキャップ」に含まれる毒を食べたゴキブリは、食べた後数時間から最長で一日以内に死ぬことが多いです。
よく「ホウ酸の餌を食べたゴキブリは水を探して外で死ぬ」と言われますが、実際にはほとんどのゴキブリは家の中で静かに死んでいます。
特に玄関周りやリビングの隅など、人の目に付きやすい場所で死んでいることがよくあります。
外で死んでいるゴキブリも稀にはいますが、普通は人の目に触れないような隠れ家でひっそりと死んでいるようです。
ブラックキャップを外に置いていた場合、ゴキブリは誰の目にも触れずに外で死んでいくのが普通です。
死骸を見かけることはめったにないため、ゴキブリが苦手な人にとってはほっとしますね。
ブラックキャップの基本情報
ブラックキャップをの設置をお考えの方は、この製品が持つ機能やメリットについてある程度理解されていることでしょう。
万全を期して再度、その特徴をおさらいします。
効果と特長
ブラックキャップには、黒い小さなプラスチック製の容器が12個セットで入っています。
各容器にはゴキブリが寄ってくる特殊な毒の入ったエサが詰められており、これを摂取したゴキブリは死に至ります。
この毒はすぐには効果を発揮しないため、エサを食べたゴキブリが巣へ戻ってから死ぬことで、その死骸を食べた他のゴキブリにも効果が及びます。
通常の殺虫スプレーやゴキブリ捕獲器よりも効率的にゴキブリの巣を根絶することが可能です。
人にとっては救世主的なアイテムですが、ゴキブリにとっては最大の脅威といえます。
ブラックキャップの12のメリット
ここでアース製薬がうたうブラックキャップの12のメリットについて見てみましょう。
①即効性
このエサには「フィプロニル」という速効性の成分が配合されていて、設置したその日から効果が見込めます。
②卵への効果
ゴキブリのメスは卵を産んだ後、卵を身につけて移動する習性があります。
ブラックキャップの毒エサを食べたメスゴキブリは、持っている卵にも効果が及ぶのです。
※ただし、この効果は抱卵して間もないメスに限ります。
③耐薬性ゴキブリにも効果あり
一般的な殺虫剤に耐性を持つゴキブリが出現していますが、それらにも効果を発揮します。
④巣にいるゴキブリも標的に
毒餌を食べたゴキブリが巣に戻ると、そのフンや死骸が他のゴキブリにとって二次的な毒となり、直接餌を食べなかったゴキブリも連鎖的に駆除されます。
⑤大型のゴキブリにも対応
ブラックキャップは小型のゴキブリだけでなく、大型のゴキブリにも効果的です。
⑥5種の成分で誘引
ゴキブリを惹きつける特別な5種の成分で作られた餌は、その魅力的な香りでゴキブリを誘います。
⑦半生餌で食べやすさを追求
半生状態の餌はゴキブリにとって抵抗し難い魅力があり、より食べやすくなっています。
⑧広範囲に配置することで効果アップ
1箱に12個入っており、広い範囲に配置できるため、部屋の大きさや配置に応じて最適な数を調整できます。
⑨暗闇の中で警戒心を解く
明るい場所を嫌う警戒心の強いゴキブリも、暗くて安全な感じがするブラックキャップなら近づきやすくなります。
⑩侵入しやすい隙間設計
狭い入口の他製品と異なり、この設計ではゴキブリが餌に容易にたどり着けるように幅広の隙間が設けられています。
⑪360度マルチエントランスで誘引
野球スタジアムを思わせるドーム型の設計には、円周に沿って隙間が開けられており、どの方向からのゴキブリも餌に簡単にアクセスできます。
⑫特殊なスロープでスムーズに誘導
ブラックキャップの内部中心部に向かって設けられたなだらかなスロープが、ゴキブリを餌の場所へとスムーズに導きます。
ゴキブリ用殺虫スプレーに代わるブラックキャップのメリット
ゴキブリ用の殺虫スプレーと比べてブラックキャップ毒餌製品を使用するメリットには以下のようなものがあります
- 巣ごとゴキブリを駆除できる
- 卵も駆除可能
- 大型のクロゴキブリにも効果的
- 即効性が高い
特筆すべき利点は、多数のゴキブリを駆除できる上に、ほとんどが人の目に触れることなく死んでいくため、死骸を処理する必要がないという点です。
これは特にゴキブリが苦手な人にとって大きなメリットです。
ブラックキャップのデメリット
もちろん、ブラックキャップにもいくつかのデメリットがあります。
主なデメリットは、小さい子供やペットがいる家庭では使用が適していない、または使用が難しいという点です。
アース製薬の公式ウェブサイトによると、ブラックキャップの容器を触ったり舐めたりしても問題はないとされています。
毒餌には苦味成分が含まれているため、味を感じた場合は非常に不快であり、丸ごと飲み込むリスクは非常に低いとされています。
しかし、万が一誤って食べてしまった場合は、医師や獣医師の診察を受けなければなりません。
そのような事態を防ぐために、小さい子供や室内でペットを飼っている家庭ではブラックキャップの使用を控えることが推奨されます。
ブラックキャップは匂いがするのか?
ブラックキャップはゴキブリを引き寄せるために人工的な香りが付けられています。
パッケージを開けて取り出した時には、初めはその匂いに少し驚くかもしれません。
正直なところ、人間にとっては少し不快な匂いです。
しかし、それは最初だけのことです。
部屋の隅、トイレ、玄関などに置いてしまえば、日常生活を送る上でその匂いに気がつくことは全くありません(匂いに慣れてしまうということです)。
私の家では2箱(24個)を置いていますが、全く無臭なので心配は無用です。
ブラックキャップが「最強」とされる理由
「最強」とまで評されるこのゴキブリ駆除アイテムは、その実効性から広く知られています。
私自身、このアイテムのおかげで大助かりしており、その効果に懐疑的な人にも自信を持ってお勧めできます。
では、なぜこのアイテムが「最強」とまで言われるのか、特に重要な二つの理由をご紹介しましょう。
スーパーゴキブリにも有効だから
「スーパーゴキブリ」という言葉を聞いたことはありますか?
殺虫剤の長期使用により、従来の殺虫剤では効かないゴキブリが出現しています。
この「殺虫剤耐性ゴキブリ」は、特に飲食店や工場でよく見られ、繰り返し殺虫剤が使用されることによって薬剤耐性を獲得しています。
それでも、このようなスーパーゴキブリであっても、食べ物としての駆除剤であるブラックキャップは効果を発揮し、「最強」と評されるに至っています。
ただ、最近ではこのタイプの毒餌に対しても耐性を持つゴキブリが現れ始めているようです。
耐性を持ったゴキブリに対しては、異なる種類の毒餌を組み合わせて使用するのが有効とされています。
たとえば、ブラックキャップとコンバットを併用するなどです。
引きつける力が強いから
私が実際に使用して体験したことですが、ブラックキャップを設置してから数ヶ月が経つと、中のエサが顕著に減少しているのを確認できます。
以前使っていた低価格の毒餌では、ゴキブリがかじった形跡が一切なく、冬になってもそのままだったことがありました。
それに対し、ブラックキャップはゴキブリが好む香りや味で作られており、その魅力が効果の高さにつながっていると考えられます。
ゴキブリの行動パターンと好みの環境
ゴキブリの習慣に興味を持つ人は少ないかもしれませんが、効果的な防虫策を講じるためには、その生態を理解することが重要です。
少し嫌な気もするかもしれませんが、これらの情報を覚えておけば防虫に役立ちます。
ここでゴキブリの基本的な行動特性を簡単に説明します。
行動パターン
ゴキブリは夜行性であるとよく言われますが、実際には深夜は休んでいます。
活動は夕方や明け方に集中しています。
実際に、夕食の時間帯にゴキブリが現れては、おどかされる事態に何度も遭遇したことがあります。
好む環境
ゴキブリは特にキッチンやシンク下、冷蔵庫の後ろ、そして家具の裏など、暗くて湿度の高い場所を好みます。
また、暖かい狭いスペースにも惹かれるため、電子機器の裏側や内部に潜り込むことも少なくありません。
活動期間
気温が25度を超えるとゴキブリは活発に動き出します。
このため、7月から9月にかけては特にゴキブリが活動するピークシーズンとなります。
寒い季節は死んだり、卵のまま越冬して、春になると温かくなったときに孵化し、幼虫として活動を開始するのです。
ブラックキャップの置き場所を徹底解説 まとめ
今回は、家の中でゴキブリを防ぐためのブラックキャップの最適な配置場所についてご紹介しました。
特に重要な設置箇所としては
- キッチン
- 寝室
- リビング
- 水まわり(トイレ、洗面所、お風呂)
- 玄関
- 観葉植物の周囲
の6カ所です。
より効果を期待するなら、可能な限り多くの箇所に配置することが推奨されます。
実際に以前、ブラックキャップを設置したにも関わらず、ゴキブリがブラックキャップに全く近寄らない場面に遭遇したことがあります。
ゴキブリが視覚や嗅覚に問題があるのか、ブラックキャップが直接視界に入らないと、餌に気づかないことがあるようです。
ですから、ゴキブリが出やすいところには、普段よりも多めにブラックキャップを置くことが、ゴキブリを早期に駆除する鍵となります。