「部屋の明かりをつけて寝たら、ゴキブリは遠ざかるのかな?」
「昆虫って光に引き寄せられるっていうけど、ゴキブリもそうなの?」
「夜、部屋にゴキブリが現れちゃったんだけど、どう対応すればいいの?」
夜、自分の部屋でゴキブリを見つけてしまいました。
しかも、退治しようとしたら、あの速さでどこかへ逃げられてしまいました。
ゴキブリと一緒に寝るなんて、考えただけで恐ろしい!
…そうだ、ゴキブリは夜に活動するから、部屋の明かりをつけて寝れば、多分大丈夫だよね?
みんなもこういう経験、一度くらいはあると思います。しかし、実際のところ、部屋の明かりをつけて寝れば、ゴキブリは現れないのでしょうか?
この記事では、「部屋の明かりをつけたまま寝るとゴキブリはどう反応するのか」について解説します。
加えて、「ゴキブリが現れた際の対応策」や「夜、ゴキブリが何をしているのか」、「ゴキブリを完全に撃退する方法」なども紹介しています。
ゴキブリに悩んでいる方は、ぜひこの情報を役立ててください。
部屋の明かりをつけたまま寝ると、ゴキブリはどう反応するの?
ゴキブリを避けるために、部屋の明かりをつけたまま眠る場合、実際のゴキブリの反応はどうなるのでしょうか?
本当に姿を現さないものなのか?
先に結果をお伝えすると、部屋の明かりにはゴキブリへの直接的な効果はありません。
彼らは部屋が明るくても、平気で行動を続けます。
しかし、なぜゴキブリは明るい場所でも活動するのでしょうか。
以下の理由が挙げられます。
- 夜行性
- 視覚が弱い
- 天敵がいない
- 室内の明かりは自然光とは異なる
主に夜に活動する
ゴキブリは、夜行性です。
我々人間は太陽が昇ると活動し始めますが、ゴキブリはその逆、太陽がセットした後に動き出します。
この習慣は「ゴキブリの生体リズム」として定着しています。
もし夕方に眠っていたゴキブリが夜に目を覚まし、周りが明るくても再び眠りにつくでしょうか?
その答えは、否。
彼らは部屋の明かりが点いていても、それを気にせずに活動を続けるのです。
視力が悪い
ゴキブリの視覚は人と比較すると、非常に低い視力しか持っていません。
約0.1程度のレベルです。
それでも、ゴキブリが迅速に動ける理由は、
- 「気流を感じる毛」を使って空気の流れを検知すること
- 「触角」を使用して、障害物や食べ物を検知すること
上記のように、視覚に頼らないセンサーが高度に発達しているためです。
要するに、ゴキブリが頼りにしているのは目の視覚よりも他の感覚であり、部屋の光による明るさは彼らの活動にほとんど影響を与えません。
敵が少ないため
ゴキブリは警戒心が強い生き物です。
周囲が静かになり、活動が止まるまで動きを控えます。
夜になると、多くの人々は睡眠につくため、ゴキブリは「周りに脅威が少ない、今がチャンス」と判断して行動を開始します。
そのため、部屋の中に灯りがあっても、人々が寝ていれば、彼らは恐れることなく活動するのです。
照明の明るさは影響しない
実はゴキブリは明るさを避ける傾向があります。
特にアスファルトが焼けつくような熱い夏の日中は、ゴキブリだけでなく、私たちにとっても非常に厳しいです。
たとえ耐え抜く能力を持つゴキブリであっても、真夏の直射日光下で長時間過ごすと生命を失う可能性があります。
しかし、室内の電灯や照明のような人工の明るさは、そのような強い影響を持たないでしょう。
室内の灯りがついていても、ゴキブリは堂々と自由に動き回るのです。
ゴキブリは光に寄ってくる?
「ゴキブリは明るい場所を避ける」との認識が一般的ですが、その考えは絶対ではないようです。
実際の研究で、「食事を取らせずに数日間暗い場所に留め置いたゴキブリは、明るくするとその方向に進んでいく」というデータが示されています。
ゴキブリが空腹感を感じると、明るさを避ける反応が弱まり、長時間の暗いところにいると逆に明るい場所に集まる傾向があることを示唆しています。
ゴキブリの適応能力なのか、生存本能なのかは定かではありませんが、「暗い部屋より明るい部屋の方でゴキブリを見かけることが多い」というのは、こういった背景が関係しているのかもしれません。
ゴキブリが寝ている人間に接近している!?
「真夜中、急に目を覚ましたらゴキブリが自分の顔を歩いていた…」
「夜中に物音で目が覚め、ベッドや寝具の中にゴキブリを発見した…」
こんな体験をした方も少なくないかもしれませんね。
もしかすると、これはただの偶然ではなく、ゴキブリが何らかの「目的」で接近してきたのかもしれません。
ゴキブリが水分を求めて?
ゴキブリは、適切な水分さえ確保できれば、食物なしでも数日間は生き延びることができます。
そのため、食物が見当たらない場合、人間から必要な水分を得ることも考えられます。
その水分とは…唾液です。
一部のゴキブリは、眠っている人間の顔を探索し、唾液を取得しようとすることが考えられます。
ただ、家には他の水分源もたくさんありますので、ゴキブリが特に危険な場所である人の口から水分を得ることは稀だと思われます。
ゴキブリが耳に侵入?
ゴキブリが人間に近寄るもう一つの理由は、耳に侵入することです。
実際に耳鼻科で「耳に何か異物がある」という患者さんが来院し、ゴキブリの幼虫が耳の中にいることがあると言われています。
理由として、以下の点が挙げられます。
- 耳垢を食料としている。
- 耳の中が隠れ場所として使われること。
ゴキブリは多種多様なものを食べる生き物で、人間の体から出る皮膚やフケなども食べることが考えられます。
そのため、ゴキブリが耳の中に入る理由も十分に考えられるのです。
ゴキブリを気にすることなく安眠するための方法とは?
寝ている最中にゴキブリが耳や口に侵入してくると考えるだけで恐ろしいですね。
「室内の照明を付けたまま寝るのは効果がないのか…」と思うかもしれませんが、以下の対策を実施すれば問題ありません。
- 虫除けスプレーを使用する
- 害虫駆除用の煙剤を使う
- 別の部屋で眠る
- 車内で夜を過ごす
- ゴキブリが嫌う香りを放つアロマを使う
- テントや蚊帳を設置して中で寝る
特にお勧めなのは、ゴキブリを退治できるスプレーや煙剤(例:アースレッド)の使用です。
虫除けスプレーを使えば、一吹きでゴキブリを退治することができます。
そして、もしゴキブリが逃げ隠れてしまったら、煙剤を使って部屋の隅々に潜んでいる害虫を根絶やしにしましょう。
「虫除けスプレーが手元にない!」という状況でも、最寄りのコンビニエンスストアに行けば買うことができますよ。
「でも、家に小さな子供やペットがいるから虫除けスプレーは使いたくないな」という場合には、別の部屋で寝るのがベストです。
ゴキブリが侵入してくる隙間をテープなどでしっかりと塞いでしまえば、ゴキブリが部屋に入ってくることは阻止できます。
寝る部屋自体を密閉してしまうのも一つの方法です。
これで安心して眠ることができるでしょう。
こちらの記事も参考にしてみてください。
ゴキブリを効果的に退治する方法とは?
たとえ一時的にゴキブリの侵入を防げたとしても、家からゴキブリをしっかりと駆除しない限りは、本質的な解決にはなりません。
「ブラックキャップ」というアイテムは私のお気に入りで、非常に効果的です。
実際、これを使用すれば、他の方法を試すことなくゴキブリ対策ができるほどです。
私自身もブラックキャップを導入してから、ゴキブリに遭遇することは一度もありません。
いざという時のブラックキャップは本当に頼りになります。
一般的な薬局やストアで手に入れることができますので、まだ体験していない方は是非お試しください。
ブラックキャップの置き場所についてはコチラの記事を参考にしてください。
寝る前に読んで!ゴキブリを見かけたのに電気つけて寝ると危ない! まとめ
どうでしたか?
実は、電気の明かりだけではゴキブリの対策としては効果が薄いです。
だから、部屋の灯りをつけた状態で寝るだけでは、役に立たないのです。
なぜゴキブリが明るい部屋でも気にせず動くのか、以下の点が考えられます。
- 彼らは夜型の生物で、夜になると活動的になる
- 視覚がそれほど鋭くなく、明るさの違いを感じ取りにくい
- 人間が寝ている時は、安全と感じて動き回る
- 部屋の灯りは太陽のように体温を上げないため
驚くべき事実ですが、明るい部屋や寝ている人の近くで、ゴキブリが出現することもあります。
そういった事態を避けるため、適切なゴキブリ対策を取ることが大切です。
私の経験から言うと、「ブラックキャップ」がかなり有効でした。
一度試してみる価値があります。
心地よい眠りを得られることを願っています。